日産・西川社長辞任の衝撃、ルノーとの対立が再燃も 株価連動型報酬を不正に上乗せしていた事実が発覚

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対ルノーの防波堤だった西川社長の辞任は、日産の独立性を揺るがしかねない。

西川社長は突然の会見で「ゴーン氏らによる意図的な不正報酬とは違う」と強調。業績回復やガバナンス改革に道筋をつけたと自賛する一方で、自身の不正を謝罪する言葉はなかった(撮影:尾形文繁)

「正直あきれてものが言えない。西川(さいかわ)(廣人)社長まで不正報酬を受け取っていたとは。古巣ながら情けない限りだ」

役員OBからそんな声が上がったのは日産自動車。9月9日に西川社長兼最高経営責任者(CEO)が突如辞任を発表した。

追い込まれた形での辞任だ。カルロス・ゴーン元会長の不正を見逃していたことや直近の業績悪化などで従来から責任論が噴出していた中、株価連動型報酬を不正に上乗せして受け取っていた事実が発覚したことが決定打となった。

「辞める意思はずっと持っていたが、私の一存では決まらない。(業績回復など)宿題は完全に終えていないが、けじめをつけるいろいろな節目の中でいちばん早いタイミングだった」

記者会見した西川氏は、当面は続投するつもりだったにもかかわらず、社外取締役を中心とする取締役会に引導を渡されたことに無念さをにじませた。

西川氏は、日産トップに長年君臨していたゴーン氏から禅譲される形で2017年4月に社長兼CEOに就任した。

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