大橋開通でホテルラッシュ、沖縄・宮古島の観光バブル 観光客数はわずか4年で2.6倍に

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新たな絶景スポットを目当てに観光客が急増。島の風景は一変した。

宮古島市では、ホテルの建設ラッシュが続く。ホテルで働く従業員のためのアパートも市内のあちこちで建築中だ(提供:琉球新報社)

沖縄本島から南西へ約300キロメートルの距離に位置し、大小6つの島で構成される宮古島市。人口約5.5万人のこの街が今、国内外からの観光客急増によって、住民たちが一様に「バブル」と語るほどの好景気に沸いている。

宮古島市は以前からサンゴ礁やビーチ、ダイビングスポットで知られる観光地だが、2014年度に入域観光客数が100万人を突破した八重山地域(石垣市、竹富町)に比べると、観光客誘致では大きく水をあけられていた。ところが、この数年で状況が一変。14年度に43万人だった観光客数は昨年度に114万人を記録し、わずか4年間で2.6倍にまで激増したのだ。

その大きな契機となったのが、15年1月の伊良部大橋開通だ。宮古島と伊良部島を結ぶ3.54キロメートルの伊良部大橋は、無料で通行できる橋としては国内最長。「宮古ブルー」に輝く海の上を橋が延びていく景色は圧巻で、SNS映えする絶景撮影スポットとして大きな話題になり、国内外からの観光客急増をもたらした。

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