3年かけてついに資本提携、トヨタとスズキの思惑 両社は自動運転分野でも協力を進める

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「信頼の証し」に相互出資を決めたが、その必要性は異なっている。

トヨタの豊田章男社長(左)とスズキの鈴木修会長。業務提携会見から3年を経て、資本提携にも踏み込むことが決まった(撮影:風間仁一郎、尾形文繁)

「ようやく」という表現が適切かもしれない。トヨタ自動車とスズキは8月28日、資本提携に踏み込むことを発表した。トヨタはスズキが保有する自己株を960億円で取得し、スズキはトヨタ株を市場で480億円分買い付ける。出資比率はそれぞれ4.9%と0.2%になる。

両社が業務提携に向け「検討を開始する」と記者会見を開いたのが、3年前の2016年10月。その場でトヨタの豊田章男社長、スズキの鈴木修会長はいずれも、将来的な資本提携の可能性について、「ゆっくり考えます」と答えていた。

その後協議を続け、今年3月にトヨタからスズキへの電動化技術の供与、スズキからトヨタへの小型車や小型パワートレーンの供給、インドでの開発・生産における協業などについて「具体的な検討で合意した」と発表にこぎ着けた。検討に検討を重ねてきた結果、「信頼関係が深まり、機が熟した」とトヨタ幹部は説明する。

今回の資本提携により、両社は自動運転分野でも協力を進める。自動運転開発がほとんどできていないスズキはトヨタの先進技術を得られる一方、トヨタとしても有償のシステム供与先を増やすことで研究開発投資の回収を早められる。

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