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【早出し版】日産・西川社長辞任の衝撃、ルノーとの対立が再燃も 次期社長候補は約10人

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対ルノーの防波堤だった西川社長が辞任。後任選びによっては日産の独立性は大きく揺らぎかねない。

9日の突然の記者会見で辞任を表明する西川社長。「ゴーン氏らによる意図的な不正報酬とは違う」と強調。業績回復やガバナンス改革に道筋をつけたと自賛する一方で、自身の不正への謝罪の言葉はなかった(撮影:尾形文繁)

9月9日、日産自動車の西川廣人(さいかわ・ひろと)社長兼CEOが16日付で退任することが決まった。この突然のトップ人事の舞台裏で何があったのか。「週刊東洋経済」9月21日号に掲載する深層リポートをプラス会員限定で早出しでお届けする。

 

※9月13日追記。本記事は「早出し版」で、その後、雑誌掲載版(無料会員でも閲読可能)を配信しました。雑誌掲載版はこちら

「正直あきれてものが言えない。西川(廣人)社長まで不正報酬を受け取っていたとは。古巣ながら情けない限りだ」

役員OBからそんな声が上がったのは日産自動車。9月9日に西川社長兼最高経営責任者(CEO)が突如辞任を発表した。

追い込まれた形での辞任だ。カルロス・ゴーン元会長の不正を見逃していたことや直近の業績悪化などで従来から責任論が噴出していた中、株価連動型報酬を不正に上乗せして受け取っていた事実が発覚したことが決定打となった。

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