これから本腰を入れる海外展開についても、独自路線を標榜する。
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──GMS(総合スーパー)が軒並み苦戦する中で、ドンキが成長を続けられた理由は?
個店経営を貫き、自由奔放に店づくりをしてきたことが大きい。ドミナント(集中出店)戦略も採用していないので、ほかのチェーンストアのように自社競合を起こすこともない。
チェーンストアのオペレーションは、店舗を繁盛させるために作られたもの。それが今は、オペレーションを維持するために店舗が存在しているかのようだ。物流を含めた運営効率を上げるためにドミナント戦略を展開し、そしてそれに縛られているように見える。
──コンビニは一部の地域オーナーから、24時間営業の画一的な適用に疑問が出ています。
そもそもフランチャイズのシステムは、給料が安定的な本部のサラリーマン=フランチャイザーと、命懸けで店舗を運営する個人事業主=フランチャイジーで成り立っている。この両者の温度差は、怖いほど大きい。
中には24時間営業でなくても成り立つ店舗もあるはず。だが、営業時間が店舗ごとに違うと、物流などの効率が悪くなるため、本部は営業時間短縮に踏み切れない。
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