4Kテレビからパソコン、「アイコス」の専用パーツ、食品まで。人気商品の秘密に迫る。
特集「ドンキの正体…次代の流通王か、永遠の異端児か」の他の記事を読む
商品を天井に届きそうなぐらいにまで高く積み上げ、「魔境」のごとき雰囲気を演出するドン・キホーテの売り場。魔境の中では、いったいどのような商品が売れ筋で、誰が買っているのか。
ドンキの売り場の特徴は、とにかくトレンドへの感度が高いことだ。加熱式たばこ「アイコス」がブームになった際は、メーカーがまだ手薄だったアクセサリーなど周辺パーツの品ぞろえをいち早く広げた。パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)の大原孝治社長が、自ら加熱式たばこの周辺パーツの研究に熱を上げていたという。
また、ドンキの店内では、「情熱価格」とのロゴの付いた商品をよく目にする。これは同社が開発に力を入れるPB(ブライベートブランド)だ。「すでにメーカーがつくっているものと同じような商品は手がけない」と、PPIHの開発責任者、小田切正一執行役員は語る。
PB開発コンセプトの1つは、とにかく低価格なもの。メーカー品についている多くの機能を極限まで省き、消費者にとって必要最低限の機能だけを残す。まず販売価格を先に決め、その価格に応じて開発していくのがドンキ流だ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら