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自治体とのコラボで農家を後押し、「おいしい島のウーさま」に熱視線 あの巨匠・鳥山明氏が農業に関心

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円頓寺商店街で開催された「こども夢の商店街」に参加したウーさま。各地のイベントで会場を盛り上げている

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「かわいい!」。2015年7月に開催された「子ども霞が関見学デー」で、農水省のイベント会場にウサギのような耳をした黄色いキャラクターが登場した。来場者から歓声が上がり、握手をしたり、記念撮影をしたりと、瞬く間に会場の子どもたちの人気者となった。その独特のタッチになじみのある人も多いに違いない。このキャラクターの名前は「ウーさま」。漫画『ドラゴンボール』などで知られる人気漫画家、鳥山明氏が描いたものだ。

ウーさま誕生のきっかけは08年4月のNPO法人田園社会プロジェクト設立にある。同NPO理事の越中正治氏は、自らが経営する広告制作会社オルタナティブコミュニケーションズで長年にわたり農業や環境関連の広報冊子を制作する中で、農村地域の危機を痛感。農地や水資源の大切さを伝える必要性を感じ、同法人の設立に動いた。そして都市部の市民になじみが薄い農業などの重要性をわかりやすく伝えるため、漫画を中心とした冊子制作を思いつく。

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