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ビジネス #熱狂!アニメ経済圏

小説家はアニメの夢を見る 鬼平がイケメンに生まれ変わる

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小説の映像化は、従来なら映画やドラマなど実写が定番だった。しかし2000年代以降は、アニメ化が増えている。

4月に劇場公開される『夜は短し歩けよ乙女』は、森見登美彦氏の同名小説が原作。山本周五郎賞受賞作品で、累計130万部のベストセラーだ。森見氏は「僕にとって『夜は短し』は箱入り娘のような作品。アニメ化されなくてもよかった」と話す。その背中を押したのは、『四畳半神話大系』が10年に深夜アニメ化された際に、監督の湯浅政明氏と世界観を共有できたことだ。

原作の魅力を十二分に映像化できた効果で、「04年に単行本で発売されたときはそこまで読まれなかった」(森見氏)という『四畳半』は、アニメ放送後、予想以上の勢いで文庫本が売れた。

小説のアニメ化に当たっては、原作にはないがアニメファンの心に刺さる設定や仕掛けを加えることも効果的だ。たとえば16年にフジテレビジョンの深夜帯で放送された三浦しをん氏原作の『舟を編む』では、原作にあった主人公の青年の恋愛模様に加え、主人公と同僚のバディ(相棒)関係もこまやかに描写している。

原作を踏襲しつつBLの要素を足す

監督の黒柳トシマサ氏は男性アイドルグループを描いた『少年ハリウッド』の監督を務めた人物。『舟を編む』でも男性キャラクターたちの友情をしっかり描くことで、BL(ボーイズラブ)的な要素を加え、女性ファンを取り込んだ。数々の文学作品をアニメ化してきたフジテレビの松崎容子・アニメ開発部長は、「原作をアニメへ“通訳”できる監督をマッチングさせることが重要」と言う。原作に忠実であるだけがアニメ化の肝ではないのだ。

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