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2.5次元舞台のプリンスたち 小越勇輝、鈴木拡樹もここから

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2.5次元舞台は若手俳優の登竜門だ。スター俳優が続々生まれている。特に人気の2人を紹介する。

「おごたん」の内なる危機感 / 小越勇輝

「おごたん」の愛称で親しまれる小越勇輝氏(22)は、子役時代から約20年の俳優歴を持つ。2011年には、2.5次元ブームの火付け役となったミュージカル「テニスの王子様 2ndシーズン」の主役・越前リョーマに抜擢され、4年間で通算500回以上舞台に立った。今や2.5次元には欠かせない俳優である小越氏は今回、舞台版「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」でのび太役を演じる。

おごえ・ゆうき / 東京都出身。3歳から子役としてテレビドラマに出演。「テニスの王子様 2ndシーズン」の越前リョーマ役や、「弱虫ペダル」の小野田坂道役などを演じた。(撮影:大澤 誠)

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──のび太に決まったときの感想は。

驚きました。あののび太を僕がやるのか、と。『ドラえもん』といえば海外でも知られている国民的アニメ。僕にとっても、好きか嫌いかを超えて自分の中に根付いているアニメです。その舞台版に出演できる喜びは大きかった。

これほど有名な作品だと、僕が演技するのび太を受け入れてもらえるのか、という不安は感じます。絵を見るだけで誰もが、その声まで脳内で再生されるようなキャラクターですから。でもそこは、生身の自分にしかできないよさを出したい。

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