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早すぎる総裁任期延長論は支持を得られるか 国政選挙4連勝の快進撃が首相を慢心させた?

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自民党総裁の任期延長論を早くから支持してきた二階俊博氏(右から2番目)が幹事長に就いた(時事)

安倍晋三首相は現地時間の8月21日、ブラジルのリオデジャネイロでのオリンピック閉会式に赤い「TOKYO」帽で手に赤玉という人気ゲーム「マリオブラザーズ」のマリオ姿で登場した。次の東京大会について、記者団に「どんな立場にあっても成功に汗を流したい」と語った。東京開催は2020年である。4年後も現職首相で開会式に、と色気を示し始めたのではないかと見た人も少なくなかった。

自民党の党則は第80条で「役員の任期は、総裁については3年とし、その他はすべて1年とする。ただし、重任を妨げない」(第1項)、「総裁は、引き続き2期(前項に規定する任期を除く)を超えて在任することができない」(第4項)と規定する。「前項に規定する任期」は途中交代の前任者の残存期間のことで、その場合を除いて、総裁任期は連続2期6年までと定められている。

安倍首相は12年9月に総裁に就任し、15年9月に再選された。18年9月まで在任可能である。

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