医師、ハイズ社長 裴 英洙氏に聞く 『一流の睡眠』を書いた

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睡眠、栄養、体調管理、ストレスコントロールなど多面的な疲労回復法で好評を博した前作。今回は、日本人の多くがモヤモヤを抱えたままやり過ごす睡眠問題にメス! お役立ちスキル満載の一冊だ。

一流の睡眠―――「MBA×コンサルタント」の医師が教える快眠戦略
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──日本は睡眠の量が少なく質も低い不眠大国、と評されてますね。

これまでは眠りの量、たとえば8時間睡眠がよいと定説のようにいわれてましたが、量にも増して重要なのは質です。睡眠不足による不具合はすぐには現れない。通常7時間寝てる人が1週間だけ5時間に短縮しても何とかやれる。でもその間疲労は確実に蓄積されています。「週末寝だめすればいいや」というのは間違い。寝不足による「睡眠負債」を一気に返済しようとすると生活リズムが崩れ、かえって翌週に悪影響が及ぶ。睡眠は「貯金」できません。

睡眠は一生の3分の1を占めます。その割に案外真剣に考えられてない。何かあれば真っ先に削られるのが睡眠時間だったり、問題意識が希薄。今回は、医師としての視点と、パフォーマンスを重視するビジネスパーソンとしての視点とでメッセージを送りたいと思いました。

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