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プログラミング必修化の課題 2020年度に導入へ

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授業での実証研究も進められている(写真は茨城県古河市立大和田小学校)

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「第4次産業革命の時代を生き抜き、主導してほしい。そのため初等中等教育からプログラミング教育を必修化する」

4月19日に開催された産業競争力会議で、安倍晋三首相はそう言及した。具体的には小学校の次期学習指導要領が始まる2020年度を目標に、初等中等教育への導入を検討している。政府は14年に発表した「世界最先端IT国家創造宣言」の工程表の中でプログラミング教育を充実することを明記していたが、それをさらに推し進める方針だ。

背景にはITを担う人材が不足しているという事情がある。今後あらゆる産業でIT化が進み、AI(人工知能)やビッグデータ、IoT(モノのインターネット)などコンピュータや工学の分野における職業が増えると予測される。が、理数系やコンピュータサイエンスを専攻する学生が少なく、人材育成が課題になっている。子どもの頃からコンピュータに親しませ、体系的な学びを通して、裾野を広げるのが目的だ。

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