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農業輸出立国の甘い夢 国際標準規格や規制でつまずく

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「将来的にコメの輸出を拡大したい。そのためには、栽培の管理手法などを第三者がしっかり審査し、世界市場で通用するグローバルGAP(適正農業規範)の取得が不可欠と判断した」

そう話すのは、農業生産法人、エコ農業ニシサカ(滋賀県高島市)の西坂藤行取締役(35)だ。西坂氏は大手製薬メーカーに勤務していたが、7年前から家業を手伝う。家業の中心は、農機具大手の特約店。しかし、高齢化に伴い農業を辞める人が増える中、農機具の販売はこれ以上伸びないと判断、耕作放棄地などを借りて米作りに乗り出した。

20人ほどの従業員は農機具販売と兼務で農作業に取り組む。西坂氏は「農業生産法人の売上高は現在約4000万円だが、今後は人も増やして1億円を目指したい」と言う。

このニシサカを支援するのが、一見、農業とは無縁の西日本旅客鉄道(JR西日本)だ。同社は昨年、グローバルGAP取得支援を展開するコンサルティング企業に資本参加。ローカル沿線の経済活性化のためには世界市場で戦える農家の育成が不可欠、と判断しての投資だった。JR西日本はコメ卸で国内最大手の神明ホールディング(神戸市)とも業務提携、神明がニシサカのコメを調達し、イオングループのスーパーである光洋(大阪市)に販売する。

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