名作アニメ「機動戦士ガンダム」からギャグアニメ「ヤッターマン」まで、巨大ロボットや小道具などあらゆるメカをデザインする。アニメファンの心をわしづかみにしたメカニックデザイナーはアーティストというよりも“職人”だった。
どんな仕事も断らない やってみると面白い
──どんな仕事の依頼も引き受けるのですか。
家族を養うためにこの業界に入ったという大前提がある。生活のためにはどんな仕事も断らないでやろうと決めた。そもそも、その依頼が自分に向いていようといまいと、先方が結果に満足しなかったら、次の仕事は来ない。
「ガンダム」から36年経っているわけで、最近はアニメ以外の仕事が半分くらいある。それらもすべてお断りせず引き受けている。でもね、畑違いの仕事であってもやってみると意外に面白い。最近のメカデザイナーは「ガンダムはやりたいけど、ヤッターマンみたいなのはやりたくない」とか言うが、ヤッターマンのデザインだって面白いですよ。
──アイデアが浮かんだらメモしたりしますか。
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