ジャーナリスト 横田増生氏に聞く 『仁義なき宅配 ヤマトvs佐川vs日本郵便vsアマゾン』を書いた

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アマゾン、ユニクロと業界覇者の暗部を暴いてきた著者が次に光を当てたのが、宅配ビジネス。日本人が受け取る宅配便の数は1人平均年28個。もはや生活に欠かせないネット通販の、「送料無料」「即日配達」が意味するものとは。

仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン
仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン(小学館/316ページ)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

──今回、執筆したきっかけは?

たまたま家人が靴の通販を利用したとき、行きの送料無料はまだわかるけど、返品するのもタダと聞いて心配になった。利益どころか送料分持ち出しで、宅配便の会社にちゃんと運賃を払えるのかと。そのシワ寄せは宅配便で働く人に来てるんだろうという推測が、まずありました。

 ──2014年に営業所での仕分け、幹線輸送車、配達車、巨大物流センターと複数の現場を体験され、出た結論を一言で言うと……。

いつ暴発するかわからない、ってことですね。ギリギリのところでヤマト運輸、佐川急便、日本郵便が戦ってるというのを肌で感じた。

つてを頼って助手席に横乗りさせてもらったヤマト集配車の下請けドライバーは、1日100個程度しか荷物が出ないセンター勤務。配送料が1個150円だから日当は1万5000円。拘束時間14時間で割り、そこから燃料代等を引くと、時給800円台です。しかも契約は3カ月更新と不安定。次に大きなセンターへ移った矢先、くも膜下出血で倒れてしまった。でも彼は下請けだから倒れても労災も何も出ないんです。

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