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人事、外交、経済政策を占う 第3次安倍改造内閣のキモ

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8月下旬からの世界同時株安は安倍政権にとっても頭の痛い材料だ(写真は8月25日)(撮影:風間仁一郎)

安倍晋三首相は9月26日午後、国際連合総会出席と中米のジャマイカ訪問のため政府専用機でニューヨークに向けてたつ。

10月2日に帰国するが、その後の首相外遊など政治日程は超人的なものである。以下のとおりだ。

(1)10月5日の週に内閣改造と自民党役員人事を行う。第3次安倍改造内閣発足

(2)10月20日ごろ、ウズベキスタン、トルクメニスタンなど中央アジア5カ国を訪問 

(3)10月31日~11月1日、日中韓3カ国首脳会談出席のため韓国・ソウルを訪問。安倍・朴槿恵会談実現 

(4)11月15~16日にトルコのアンタルヤで開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議出席 

(5)11月18~19日にフィリピンのマニラで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席 

(6)11月21~22日にマレーシアのクアラルンプールで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席 

この間の10月下旬に秋の臨時国会が召集される。そして安倍首相がこだわるロシア・プーチン大統領の「年内訪日」実現のため、G20首脳会議開催中にプーチン大統領と会談する。その先駆けとして岸田文雄外相が経済人を伴い今月のシルバーウイーク中に訪ロする。さらに中国の習近平国家主席との会談も模索しており、APEC首脳会議開催中に実現するのではないか。自民党総裁無投票再選を果たした安倍首相の外交攻勢は際立ったものがある。

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