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アマゾンクラウド 席巻!

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eコマースの巨人がIT市場を食っている。とどまることを知らない、そのクラウドの強さとは?

日本のシステム開発業界で「AWS」の存在感がますます高まっている。正式名称はアマゾンウェブサービス。eコマース大手、米アマゾンが運営する法人向けクラウド基盤サービスのことだ。

[図表1]
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2006年のサービス開始以後、9年で急成長。米マイクロソフトや米IBMなどが展開する競合クラウドサービスを押しのけ断トツの世界シェアを有する。いわばアマゾンが生み出したもう一つの巨人だ。それが今、日本のIT市場をも着々と侵食しているのだ(図表3)。

[図表2]
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[図表3]
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丸紅、味の素… 大企業も採用加速

従来は社内サーバーに置いていた業務システムをAWSに全面移行する──。最近、こんな大胆な決断を行ったのが丸紅である。

11年の震災以後、バックアップセンターが必要だとの議論が社内で盛り上がった。しかし「これを従来のやり方で行うと大量のサーバーを購入し社内に設置しなければならず、過大投資になってしまう」(丸紅情報企画部の隅倉啓介部長代理)。

そこでAWSへの移行を昨春に決断。本社の基幹系システムを中心にAWSへ移行する作業を進行中で、本社に250台あったサーバーを16年度をメドに廃止する計画だ。

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