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ベンチャーこそ再生の場 シニアで始まる流動化

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DMMの関連会社に60代が再就職。一方、元NECの設計者は若手に基本を説く。

DMM.makeで指導する元ソニーの阿部氏(左から2人目)と元JVCの杉本氏(同3人目)

東京・秋葉原。かつて、オーディオマニアやPC小僧でにぎわった街は、オフィス街に生まれ変わっている。その一角に新たな「ものづくりの聖地」ができた。

聖地の名はDMM.make AKIBA。アダルトビデオのネット通販、FX取引で急成長したDMMグループが2014年に開設した、ものづくりベンチャーのための貸しオフィス兼工場だ。5億円をかけたラボには、3Dプリンターやレーザーカッターほか、高価な測定器、燃焼実験室が一通りそろう。

ワンフロア貸し切りだから、近所を気にせず、徹夜でものづくりに没頭できる。スティーブ・ジョブズを目指す若者には、あふれんばかりの情熱とアイデアがある。一歩を踏み出す最大の壁だった設備と場所は、DMM.makeが用意してくれた。

だがそれでも足りないものがある。経験だ。それを補うのが二人のシニアだった。

阿部潔氏(64)は元ソニー。入社して3年、オーディオなどの開発に従事した後、コンピュータ部門に移り、8ビットマイコンの時代からPCの開発を担当した。ソニーの大ヒットPC「VAIO」の開発にも深く関係している。

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