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上昇相場の賞味期限 金利との関係で読み解く!

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米国の利上げにおびえる株式市場。しかし、インフレ率などの先行きを考慮すると利上げベースは緩やかになりそう。金利環境はまだ逆風にはならない。

年内ともいわれる米国の利上げ開始を前に神経質な動きを見せている株式市場。米利上げは株式市場にどのような影響を及ぼすのか。金利動向、利回りの面から見た今後の投資戦略について徹底的に分析する。

米国利上げでも上昇相場が続く理由

Q 米国が年内利上げの方針です。日本株への影響はどの程度ですか?

米国は9月から12月の間に利上げに踏み切るだろう。利上げ時期が迫ると世界的に株式市場が下落するリスクが高まる。最近、世界中の株が企業業績より金融政策を見て動くようになっているので、金融引き締めの動きには注意が必要だ。

金利で動くマネーが世界中で増えている。「金利が下がれば株は買い」「中央銀行がおカネを刷りまくっているかぎり株は買い」とばかりに上昇相場が続いてきたことに、不安を感じている投資家も増えている。

中央銀行がいつまでも金融緩和策を続けられるはずはなく、いつかその出口が来る。そうしたら世界中で金利が上昇し株は暴落──。そんな不安が株式市場に漂っている。米利上げが迫ってくると、「ついにその日が来た」と株を手仕舞いして様子見をする投資家が増えそうだ。

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