私がサマーコースの教鞭を執る新設の米インディアナ大学国際関係学院は、キャンパスの美しさで知られているが、今はガランとしてほとんど人がいない。学生たちの多くは夏休みの数カ月の間、国内や海外の至る所に滞在している。インターンシップなどで働いたり、交換プログラムに参加したり、親族を訪問したりとさまざまだが、単純に楽しむために旅に出た者たちもいる。海外旅行は、彼らの教育や人生の岐路において、何よりも貴重な経験となるだろう。
各地の洞察力に富んだ大学は、いかに世界が急速に変わりつつあるか十分に熟知しており、学生を責任ある地球市民の一員として育成するための、よりよい手段を探っている。学生たちが卒業までに外国や外国文化についての知識を身に付け、世界における相関性や相互依存を認識するよう、カリキュラムの国際化を図っている。また、可能なかぎり多くの学生たちが海外旅行をしたり、海外で学べるような機会を設けている。
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