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オバマ演説が映す日本の思考停止 核軍縮か経済対策か

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オバマ米大統領の広島訪問を現地取材した。17分間の大統領スピーチには核軍縮の具体策がないという批判はある。ただ広島、長崎の被爆者への思いを示し、核のない世界を目指す強い意志を表明した点で、評価されてしかるべきだろう。今回のオバマ氏の演説が映し出したのは、冷戦後の核軍縮を含めた国際政治の中で、日本外交が思考停止の状態で独自のアピールができていなかったことである。

5月27日の夕刻、広島の平和記念公園を現職の米大統領として初めて訪れたオバマ氏。日本国内には「原爆を落とした唯一の国の責任者として謝罪すべきだ」との意見もあったが、広島は静かに大統領を迎え入れた。

私が広島で話を聞いた笹森恵子(しげこ)さん(83)は、13歳のときに爆心地近くで被爆し、顔や腕にやけどを負った。23歳で米国に招かれて治療を受ける。「原爆乙女」と呼ばれた。その後、米国に移り住んだ。今回はたまたま帰国していたら、オバマ氏が来ることを知り滞在を延期。オバマ氏の演説を平和記念公園内で聞き、涙を流した。

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