品川駅西口「京急の顔」再開発で何が変わるのか 高さ155m、新「フラッグシップビル」の勝算は?
2022年3月には、京急電鉄や西武プロパティーズ(組織再編により4月以降、西武リアルティソリューションズ)、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、都市再生機構が参画する「品川駅西口地区」について、都市計画の概要が明らかになってきた。
対象となるのは、品川駅西口から延びる柘榴坂の北側、旧シナガワグースと、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪、ザ・プリンス さくらタワー東京といった大型ホテルを含むエリア。旧シナガワグースの敷地をA地区、プリンスホテルが主に占めるエリアをB地区、さくら坂と国道15号に挟まれた土地をC地区、などと分けている。
再開発でどう変わる?
今回公表した素案の概要によると、A地区の建築物は地下4階・地上29階で、高さ約155m。容積率は約1000%となる。地上29階という数字はシナガワグースと同じだが、延床面積は8万4506㎡から約31万3100㎡へ大幅に増える。2023年度の着工、2026年度の竣工を予定する。
C地区のうちC-1と呼ぶ地区の計画は地下2階・地上30階でこちらも高さ約155m。2024年度の着工、2027年度の竣工を予定する。
全体の半分以上の面積を占めるが、3つのプリンスホテルが営業中のB地区については建築計画を未定とした。
A地区には「駅と公園を連続的につなぎ駅前のにぎわい形成に寄与する広場、公園と連続したまとまりある緑地」、C地区には「品川駅からの人の流れを受け止める広場、緑豊かな地域の憩いの場となる広場」を整備するという。
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