ロールス・ロイス、「また下方修正」の不気味 <動画>資本財への投資マインドが下降線

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最高経営責任者であるジョン・リシュトン氏は、「世界中の至る所に経済減速の兆しが見られる」と言明。彼は、原油および鉄鉱石価格の下落、欧州における経済停滞および中国における減速に言及した。

さらに、ロシア経済制裁を業績への影響要因として挙げた。来年の同社利益は前年並か、最大で3%の減益となる見通しだ。今年の業績もまた影響を受け、売上高は約4%の減少となると見られる。

前出のイングラム氏は次のように説明する。「ある意味で、ロールス・ロイスはDAX (ドイツ株価指数) の縮図のようなものだと考えています。ドイツを例にとりましょう、資本財メーカーがDAXに占める割合は非常に高いです。そうしたメーカーが業績に影響を受けるとします。するとDAXもその影響を受けます。そして今、時間差でロールス・ロイスが影響を受けているのです」。

欧米の防衛費削減も影響

同社は、今年2月に、米国および欧州における防衛費の削減により、今年の利益が前年並に留まるとのコメントで市場を失望させた。これにより、エアバスおよびボーイング製旅客機向け低燃費エンジン需要に牽引される形で10年以上続いた同社の増益傾向は途切れることとなった。

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