ロールス・ロイス、「また下方修正」の不気味

<動画>資本財への投資マインドが下降線

ロールスロイスの航空エンジン工場

英国の航空・防衛大手ロールス・ロイスは10月17日、同社の2015年の利益見通しを引き下げた。業績見通しの修正を受けて、同社の株価は過去2年間の最安値圏に下落した。詳しく見ていこう。

資本財の投資マインドが悪化

10月17日の株価急落を見る限り、業績見通し修正は株式市場にひどく嫌気されたようだ。しかし、ここで強調したいのは、これがグローバル経済成長に対するもうひとつの警告であるということだ。

同社の挙げる経済状況の悪化とは、つまり、来年の利益が当初想定ほど伸びないことを意味する。BGCパートナーズの市場アナリスト、マイク・イングラム氏は次のように言う。「2月以降、グローバル経済に何が起こったか、特にロールス・ロイスの収益源である資本財消費の観点から見てみれば分かると思いますが、投資家の不安が見て取れますし、 (同社の製品は) 高額ですので、かなりの投資活動が先送りされています」。

当初予定の3日前に発表された業績見通しの修正を受けて、同社の株価は2012年12月以来の安値まで下落した。

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