時速500キロ!リニア「本物」に乗ってきました メディア限定、山梨実験線試乗レポ(動画あり)

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営業線仕様のL0系車両。今回の体験乗車は7両だが、2027年開業では16両編成だ

もっとも、一瞬だけ、「ガクン」とする時があった。減速してから、着陸時、タイヤが車体から出て、地面に接する瞬間だ。地上走行には時速180キロメートルで移行する。今回は座席の向きが変わらないため、東京方面へは正面向き、甲府方面へは背面向きで走行した。センターを起点に2往復ほど時速500キロメートルを肌で感じ、体験乗車は終わった。

JR東海では11月(13・14・18・19日)と、12月(4・5・9・10日)、一般向けの体験乗車も実施する。電話か同社サイト経由で申し込み、募集は9月30日の23時59分まで。料金は1区画4320円。ただし、先着順でなく、抽選である。1日300人で8日間、計2400人に乗ってもらう計画だ。さらにその先、春にも体験乗車を考えているという。

いよいよ10月1日には、東海道新幹線開業50周年を迎えるJR東海。リニアもすでに工事実施計画を国土交通相に申請し、大臣の認可が下り次第、今秋にも工事着工の準備に入る段取りだ。日本の交通体系全体を大きく変える巨大プロジェクトは確実に動き始めている。

大野 和幸 東洋経済 記者

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おおの かずゆき / Kazuyuki Ohno

ITや金融、自動車、エネルギーなどの業界を担当し、関連記事を執筆。資産運用や相続、年金、介護など高齢化社会に関するテーマでも、広く編集を手掛ける。大野和幸(X)

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