オートバックス「ゴードンミラー」躍進の理由 独自ブランドの第1号直営店と今後の成長戦略

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ゴードンミラー・クラマエの店舗内(筆者撮影)

店舗の特徴は、ガレージツール、ウェア、アウトドアギア、カーインテリアといった、同ブランドが扱う全カテゴリーの商品を揃えることだ。服を選ぶ際の試着室がある点も従来のカー用品店とは異なる。店内には、コーデュラやX-パック、キャンバスといった有名アウトドアブランドも使用する生地を使ったシートカバー、ガレージ用品からアウトドアグッズも収納できるトランクカーゴなど、さまざまなオリジナル商品が並ぶ。

店内にはランタンなどのキャンプ用品も並ぶ(筆者撮影)

また、ランタンなどのキャンプ用品、ペーパータオルやデッキブラシなどの洗車用品なども揃う。いずれも「GORDON MILLER」のブランドロゴが入りで、ブラウン系のシックな色調や、カーキ色などミリタリー的な雰囲気を持たせたカラーが多い。ほかにも布製ツナギやアウター、Tシャツなど、アパレル用品も豊富だ。

ゴードンミラーモータースのキャンピングカー

ハイエースをベースにしたゴードンミラーのオリジナルキャンピングカー「GMLVAN V-01」(筆者撮影)

オリジナルのキャンピングカー「ゴードンミラーモータース」の展示も、大きな特徴のひとつだ。東京都23区内では、現車を間近で見ることができる店舗は少ない。オートバックスの店舗数自体や、車両を常時展示できる売り場面積を持つ店舗が少ないためだ。

GMLVAN V-01の内装(筆者撮影)

その点、この直営店では、トヨタの商用バン「ハイエース」(標準ボディ車)をベースとする「GMLVAN V-01」と、日産のライトバン「NV200バネット」をベースにした「GMLVAN C-01」という全ラインナップを展示販売する。いずれも荷室フロアに木製ボードを装備した2列シートの車中泊仕様だ。GMLVAN V-01は乗車定員3~6名、就寝人数は大人2名と子ども1名程度。GMLVAN C-01は乗車定員2~5名、就寝人数は大人2名だ。走行中は座席、停車中には背もたれを逆にしてソファーに変更できるオリジナルシートも2列目に装備。天井や荷室フロアには、アカシアの木を使うことで、丸太小屋のようなナチュラルな雰囲気も演出する。

2モデルは、外装にもこだわりをみせる。まず、ハイエースを使ったGMLVAN V-01では、フェイスデザインを一新する。フロントグリルやボンネット、フロントフェンダーなどをオリジナルにカスタマイズし、ヘッドライトも丸目4灯タイプにすることで、クラシカルなイメージを持たせている。

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