「妖怪ウォッチ」、爆発的ヒットの極意(下) ”お化けコンテンツ”はどこへ向かうのか
――レベルファイブは、クロスメディアの展開で先頭を走っていますが、参考にしたい事例はありますか?
クロスメディアで参考にしたい事例はあまりないんです。ただ、スマホのアプリについては、僕らも勉強しなきゃいけない点が多い。お客さんへのサービスとかお金の取り方とか、いろいろなものを参考にして研究しています。
頭の中にある構想
――クロスメディアを考えて展開することになると、企画段階からリリースまで3年ほどかかるようなイメージでしょうか。
かかりますね。ゲームを作るのは1年半ぐらいでできるんですけど、アニメやマンガを成立させるとなると2年はかかりますから。
――『イナズマイレブン』を始めた時には『ダンボール戦機』の企画が頭の中にある程度あり、ダンボール戦機をやっている時には『妖怪ウォッチ』のことがあるような。
(新しいものを)立ち上げる頃にはもう次の企画をやっている感じです。
――そうすると今、すでに次の作品が頭の中に。
完全にありますね。
――子供向けですか?
うーん、そうですね。子供向けでもあるし、大人向けでもあるみたいな。今度はまたちょっと違うところをターゲットに。
――それもクロスメディアで?
はい。
(撮影:尾形文繁)
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