【産業天気図・建設機械】新興国需要で業況感は尻上がりに回復、後半「晴れ」へ

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

予想天気
10年4月~9月 10年10月~11年3月

建設機械業界は2010年4月~9月の前半が「曇り」、10年10月~11年3月の後半が「晴れ」と尻上がりに景況感が回復しそうだ。中国を最大の牽引役に、インドやアジア、アフリカなど新興国のインフラ整備、資源採掘向けの爆発的な需要を吸収するためだ。

日本建設機械工業会がまとめている日本の建機メーカー73社の毎四半期の出荷金額は、直近のピークである08年7~9月の7119億円から、09年4~6月には3分の1以下の2235億円まで一気に収縮した。しかしその後、着実に回復傾向を示しており、09年1~3月は4263億円まで戻している。

回復を支えているのはなんといっても外需、それも中国需要である。新車の輸出の地域別シェア(金額ベース)をみると、年度ベースの最高出荷額を記録した07年度は欧州と北米が約44%とほぼ半分を占めていたが、09年度は中国を含むアジアが48%と逆転(欧米は23%)、しかも対07年度で輸出額を増やしたのは中国だけだ。さらにこの数字は現地生産を含んでいない。

10年度もこの勢いは変わらない。建機の中でも主力の油圧ショベルでは、今や中国市場は台数ベースで世界需要の半分を占める。また、インドネシアやオーストラリアなど資源国向けの需要も拡大するのは確実。コマツ<6301>は今期2300億円の増収を見込んでいるが、このうち750億円が中国、800億円が中国をのぞくアジア・オセアニアだ。

日立建機<6305>は、中国が続伸する一方、インド財閥タタとの合弁会社(テレコン社)を連結化したことで、ポスト中国とされるインド市場でも大きく売り上げを伸ばす。

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事