ポケモン、あえて「王道」外した新作ゲームの意味 日本では発展途上の「MOBA」に託した世界戦略
ポケモンから新ジャンルのゲームが登場した。株式会社ポケモンは7月21日、Nintendo Switch(スイッチ)向けの新作ゲーム『ポケモンユナイト』の配信を全世界(中国を除く)で開始した。基本プレイは無料(一部ゲーム内課金あり)で、今後はモバイルでの展開も予定している。
ポケモンのゲームといえば、これまでは『ポケモンソード・シールド』などのRPG(ロールプレイングゲーム)が中心で、そのほか、1対1の対戦型格闘ゲーム『ポッ拳』シリーズも存在する。一方で、今回の新作はポケモンで初となるMOBA(マルチプレーヤー・オンライン・バトル・アリーナ)と呼ばれるジャンルのゲームだ。
戦略性と協力性が問われるMOBA
具体的には、オンラインで集まった10人が2チームに分かれて対戦する(友達との協力対戦も可能)。各プレイヤーは好きなポケモンを操り、フィールド内にいる野生のポケモンや相手チームを倒しながらキャラクターを育成強化。倒した際に得られるポイント(エオスエナジー)を貯め、敵チームのゴールにそのポイントを持っていくと点数が入る。
これを10分間行い、最終的に得点の高かったチームが勝ちとなる。フィールド全体の状況を把握しながら自チームが勝つために今何をすべきかを考えなければならず、戦略性と協力性が問われるゲームだ。
日本の大手ゲームメーカーが本格的なMOBAのゲームを発売することは、実はこれまでほとんどなかった。
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