婚活サービスを訝る人が知らない「成婚」のリアル 結婚した男女は今どこでどう出会っているのか

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……と、書いている筆者自身は実のところ「コンプライアンス上の理由から、職場恋愛は絶対にしたくない」派閥です。こういった人は、「街中や旅先で」「サークル・クラブ・習い事で」の出会いが多くなります。これらの出会いも合わせて約10%あり、多趣味で活動的なタイプなら、まあまあ結婚できるといえそうです。フットワークが軽く、友人から誘われたら十中八九イベントや飲み会に参加するタイプにとっては、出会いも簡単に増やせるはずです。

では、趣味がそれほど多くもなく、かつ職場と人からの紹介に期待できない方は、どうしたらいいのでしょうか。リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルートブライダル総研の「恋愛・結婚調査2019」によれば、20〜49歳の未婚男女のうち恋人がいない人は約7割。20代女性の52・8%、30代女性の66・5%が、恋人がいないと答えています。そして、恋人がいない理由、不動の1位、2位は「出会いがないから」「異性との出会いの場所がわからないから」となっています。

恋人がいる人は友人も多い

実際、恋人がいる人は、恋人がいない人より「同性の友人」が1.6倍、「異性の友人」が1.8倍、「インターネットのみでつながっている友人(同性異性問わない)」が1.9倍います。

この数字を見たとき、私は「ネットですら友達がいないんかい……たしかに、私あんまりいないわ……」と、打ちのめされました。自慢じゃありませんが、生まれてこのかたインターネット廃人として2ch、なりきりチャット、自作小説サイト、mixi、そしてTwitter とネットの海を漂ってきた私です。しかし、たしかにネット経由の友人〝も〞そんなにおりません。つい前提として「オフラインで友達が少ない人は、インターネットで友人を作る」と思い込みたいフシがありますが、思えばネットでも友人が少ないのでした。

友人が多いと、出会いのきっかけも増え、交際につながりやすい……。逆にいえば、趣味や友人が少ない方ほど、出会いに苦しみやすいといえるでしょう。私のことですね……。

しかし、私たちは友人が多ければ多いほどいい、というような年齢でもありません。

少ない友達を大事にできるのは、浅く広いだけの人脈よりも素敵ともいえます。さらに仕事が楽しくなってくる30代。激務で、出会いを探すヒマもない、という方も多いでしょう。しかし、結婚ではそれがネックとなる以上、別の手を考える必要がありそうです。

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