「人付き合い下手」な人が気づけない思考のクセ 幼少期からの「恥の思い込み」が生きづらくする

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ではそもそも、自分をオープンにしないことで得ているメリットは、一体なんなのでしょうか? そこを深掘りしてみる必要があると思います。

他者に自分のことをオープンにできないと悩む人に共通する原因は、恐れです。

自分について打ち明けたところで、相手に批判されたり共感してもらえなかったりすることをひどく恐れている可能性があるのです。

でも普通なら、共感もされないけれど批判もされないという中間の感覚があるものです。「私にはわからないけれど、そういうのもあるんだね」といった感覚です。

自分をオープンにできない人の中では、その中間の感覚が抜け落ちているかもしれません。

その人にとっての他者は、自分を「ありか、なしか」で真っ二つにジャッジする存在なのかもしれません。だから本人もまた、他者を「ありか、なしか」の二元論でジャッジしている可能性が高いです。

他者から批判されたり、恥をかいたりしなくて済むというメリットがあるから、自分をオープンにしません。なぜなら自分はダメな存在、恥ずかしい存在だという思い込みがどこかにあるからです。

自分を抑えず、自然体で人と付き合う

大半は、幼少期に大人の何気ない言動で植え付けられた恥の思い込みが影響しています。

恥の思い込みは、大人になるほどその人を生き辛くしていきます。

学校の成績、仕事の成績、友人やパートナー、持っているお金の額や社会的地位。人の価値を表面的にはかる指標は、大人になるほど増えていくからです。

しかしこの思い込みは、たまたまこれまでの人生で採用してきたただの思考のクセであって、自分という存在の価値とはまったく別物です。

では、ここでもう一度自分に問いを投げてみましょう。

自分をオープンにしないで得てきたメリットは、実際に人生を豊かにしているでしょうか? つながりたい人とつながり、やりたいことをやるために効果的だったでしょうか?

何か孤独感のような寂しい感情で心がうずいているのなら、新たな生き方を選択することは可能だと思います。

人は容姿や能力といった表面的な情報で他者を愛するわけではありません。恥の思い込みを乗り越え、誰かを本気で愛したとき、きっとそのことが腑に落ちると思います。

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アルファポリスビジネス編集部

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