「人付き合い下手」な人が気づけない思考のクセ 幼少期からの「恥の思い込み」が生きづらくする

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顕在意識レベルでどんなに笑顔や丁寧な言葉を心がけていても、「人は信用できない」という潜在意識のもとに人付き合いすると、人はいずれ離れていきます。

なぜなら他人の言動の裏を勘ぐったり、敵視したりしている本当の自分が、必ず表面上のどこかににじみ出るからです。そして人と摩擦が起こるたび、「やっぱり人は信用できない」という認知を強固にしていきます。

バカ正直に生きるのは怖いといったって、世の中の大半の人はあなたをだまして傷つけようなんて考えていないはずです。たまたま裏切られたり嫌われたりすることはあるかもしれませんが、それだってどんな人の人生にも普通に起こることです。

これを踏まえて、それでもよき人間関係を築きたいと願うのならば、道は1つ。

昔の青春ドラマの主題歌にもあったように、人を信じられないと嘆くのではなく、信じて傷つくほうを選ぶ覚悟を決めるしかありません。

あなたは人付き合いが下手なわけでも、人から裏切られない方法を知らないわけでもなくて、単に人を信じた経験に乏しいだけです。

コミュニケーション術や心理テクニックなどを学ぶ以前に、まず目の前の人を信じるという生き方を、自分自身で選択する必要があるでしょう。

他人を目の前にしたとき、「ほら、人は信用できないぞ」といってくる自分の中の自分に気づけたなら、人付き合いのパターンはきっと前向きに変化していきます。

素の自分を出せないのは、なぜ?

なんの仕事をしていてどんな家に住んでいるとか、パートナーの職業や年齢とか、そういった情報に踏み込まれるのはもちろん、自分の気持ちや意見などを他人に察せられたくないと感じることはありませんか?

オープンにする必要がないから公表しないのと、見せたくないから隠すのとでは、意味がだいぶ違います。抵抗感があるということは、見せたくないという感情があるのでしょう。

とくに、自分に関することで何かを突っ込んで聞かれたとき、反射的にイラッとしてしまう心の反応があるなら要注意です。

人は何かを必死に隠そうとしている人の心の動きは敏感に察するもので、その違和感は人間関係に不調和を起こすきっかけにもなり得ます。

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