ANAマイル特典にバニラエアが入ったワケ 7月からLCCの特典航空券へ交換開始
全日本空輸(ANA)は6月24日、ANAマイレージクラブ会員が貯めたマイルを、ANAグループのバニラエアが運航する路線の特典航空券に交換できる新たなサービスを導入すると発表した。7月1日から受付を開始。7月5日以降の搭乗分で利用できるようになる。
マイレージはフライト距離やクレジットカードの利用などに応じた貯まったマイルを、航空券やクーポン、電子マネーなどに交換できるポイントプログラム。日本ではANAと日本航空(JAL)がマイレージプログラムを導入しており、それぞれが提携する航空会社でのフライトでもマイルが貯まる。
今回の新サービスにより、たとえばバニラが運航する成田―札幌は往復1万マイル、成田―仁川(ソウル)は同1万5000マイル(燃油サーチャージなし)で、それぞれ特典航空券に交換できる。
同区間をANA便で利用しようとすれば、成田―札幌は往復1万5000マイル、成田―仁川は同1万5000マイル+燃油サーチャージ(7~8月は5000円)が必要となるため、少ないマイルで同じ区間のフライトが可能となる。
LCCの特典航空券はANAで初
バニラはもともと、ANAホールディングス(HD)とマレーシアのエアアジアとの合弁会社だったが、両社の合弁解消により、ANAHDの全額出資による格安航空会社(LCC)として、2013年12月に再出発した。