「オンライン授業」3校に学ぶ、成功させるコツ 「現役東大生作家」西岡壱誠さんが感じたこと
学校の先生からも、「オフラインだとしゃべらない子がオンラインだと積極的に発言していて、生徒の知らない側面を知ることができた」という意見や、「オンラインで仕事をしたことで、オフラインでやっている業務の効率化も図れるとわかってよかった」というお話も伺いました。完全なオンラインは現実的ではなくとも、完全にオフラインに戻るというのはもったいないでしょう。
今回お話を伺う中で印象的だったのが、自由ヶ丘学園高等学校の校長先生が「できない理由を探すのではなく、なんとかしてやれる道を模索するのが必要、先生のそういう姿を生徒たちは見ている」とおっしゃっていたことでした。まだ新型コロナとの闘いは収束しておらず、学校においても今後また、休校になったり、オンライン授業を行う必要があるかもしれません。
現場にいらっしゃる先生にとっても、生徒にとってもチャレンジングな状況ではありますが、とにかくやってみることで、思いもよらない果実を得ることも大いにあるのではないかと感じました。力を合わせて頑張るために、この記事がその一助になれば幸いです。

現役東大生。1996年生まれ。偏差値35から東大を目指し、オリジナルの勉強法を開発。崖っぷちの状況で開発した「思考法」「読書術」「作文術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、2浪の末、東大合格を果たす。そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社「カルペ・ディエム」を設立。全国6つの高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約7000人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計38万部のベストセラーとなっている。
(撮影:尾形文繁)
(注記のない写真はiStock)
制作:東洋経済education × ICT編集チーム
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