「レンブラントは誰の手に」に見る絵画の魔力

人間模様が錯綜するドキュメンタリー映画

映画『レンブラントは誰の手に』は、レンブラントの絵画取引を題材に芸術とビジネスの複雑な関係を描き出すドキュメンタリーだ(東洋経済オンライン読者向け「オンライン試写会」への応募はこちら) ©2019DiscoursFilm

2018年、若き画商が競売で落札した作者不明の肖像画が、実は17世紀のオランダ黄金時代に活躍した巨匠・レンブラントの作品であったというニュースが世界中を駆け巡った。レンブラントの肖像画が発見されたのは実に44年ぶりのこと。しかし、その発見がやがて大騒動に発展してしまう。

作者不明の肖像画はレンブラントの作品だった

2月26日にBunkamura ル・シネマほかにて全国順次公開予定となる『レンブラントは誰の手に』は、レンブラントの絵に魅せられた人々の悲喜こもごも、そして芸術とビジネスの複雑な関係を描き出したドキュメンタリーだ。監督は『ようこそ、アムステルダム国立美術館へ』『みんなのアムステルダム国立美術館へ』が注目を集めたオランダのドキュメンタリー作家ウケ・ホーヘンダイクが務める。

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アムステルダム国立美術館の10年にもおよぶ全面改修工事の裏側で起きた大騒動を描き出したホーヘンダイクの前述の2作品は、「美術館の入り口の改修によって自転車が通れなくなる」といった市民の抗議活動をはじめ、それぞれの立場の人たちがそれぞれのこだわりや意見、主張でぶつかり合うさまを描き出していた。

さらにそのドタバタに振り回される美術館のスタッフたちが「こんなはずじゃなかった――」と疲労困憊(こんぱい)する姿が映し出され、観客としては彼らに同情してしまうと同時に、どこかクスリと笑ってしまうようなところがある作品だった。

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