2014年にBtoCのクラウドが完成する--『クラウド時代と〈クール革命〉』を書いた角川歴彦氏(角川グループホールディングス会長兼CEO)に聞く
--それも2014年にはっきりするわけですね。
ツイッターで若者たちが14年にリアリティがあると書いてくれている。02年にiPodが出て、音楽は決着がついた。いま主戦場は電子書籍。そして映画が手元に置かれる時代が14年に来て、BtoCサービスのクラウドが完成する。
--BtoC、正確にはG(ガバメント)toCの公共サービスもある?
クラウドで知のネットワークに拍車がかかる。まだイメージにとどまるが、医療の個人情報を引き出す、また「命のボタン」にもクラウドサービスは大いに役立つ。この本がインキュベーターになって、知のネットワークの構築が進んでくれると、書いたかいがあったとよりいっそういえる。(聞き手・本誌:塚田紀史)
かどかわ・つぐひこ
1943年東京生まれ。早稲田大学第一政経学部卒業。内閣官房知的財産戦略本部本部員、文化庁文化審議会臨時委員(著作権分科会)、社団法人日本経済団体連合会理事、東京大学大学院特任教授、早稲田大学客員教授、東京
藝術大学大学院客員教授、神戸芸術工科大学客員教授なども務める。
『クラウド時代と〈クール革命〉』 角川oneテーマ21 740円
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