ここで挙げたのは京都・大阪で鉄道の眺めが楽しめるホテルの一部にすぎない。鉄道会社のグループが運営する宿泊施設は駅に隣接していることが多く、全国に視野を広げるとかなりの数になりそうだ。あまり知られていない穴場的な「トレインビュールーム」もあるかもしれない。
旅行や帰省ができず、年末年始は自宅で静かに過ごしたという人々も多い。とくに小さな子供や高齢者がいる家庭では、さらに外出のハードルが上がる。だが、いわゆる三密を避け、感染症対策に配慮しながらちょっとした息抜きをすることは、精神的にも日本経済にとっても悪いことではない。
計画を練るだけでも楽しい
今後もしばらくは厳しい状況が続くと思われるが、事態が落ち着いた暁には近場のトレインビューホテルに宿泊し、他人との接触を避けながらゆったり過ごしてみてはいかがだろうか。早朝や深夜に走る普段見かける機会が少ない列車の姿を見られるのもトレインビューホテルの醍醐味だ。ひとまずは時刻表を見ながら「このホテルの部屋からはこの時刻にこの列車が見えるに違いない」と計画を練るだけでも楽しめそうだ。
大阪・京都のトレインビューホテル
前へ
-
「ホテル阪急インターナショナル」の客室からの眺め
(筆者撮影)
-
「ホテル阪急インターナショナル」から淀川方面を見る
(筆者撮影)
-
「ホテル阪急インターナショナル」の客室から見える
大阪梅田駅を発着する阪急電車(筆者撮影)
-
「ホテル阪急インターナショナル」の客室から眺める
中津駅付近(筆者撮影)
-
「ホテル阪急インターナショナル」の特別プランで
提供される阪急グッズ(筆者撮影)
-
新大阪駅直結のホテル「レム新大阪」
(筆者撮影)
-
「レム新大阪」のトレインビュールーム
(筆者撮影)
-
「レム新大阪」の客室からは山陽新幹線が見える
(筆者撮影)
-
新幹線と在来線の間に立地する「都シティ 近鉄京都駅」
(写真:同ホテル提供)
-
「都シティ 近鉄京都駅」のコーナーツイン
(写真:同ホテル提供)
-
「都シティ 近鉄京都駅」から見える特急「サンライズ」
(写真:同ホテル提供)
-
「都シティ 近鉄京都駅」から見える東海道新幹線と確認車
(写真:同ホテル提供)
-
「都シティ 近鉄京都駅」から見える東海道新幹線と確認車
(写真:同ホテル提供)
次へ
-
著者フォロー
フォローした著者の最新記事が公開されると、メールでお知らせします。
ログインはこちら
著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。
いはら かおる / Kaoru Ihara
大阪府生まれ。京都大学交通政策研究ユニット・都市交通政策技術者。大阪在住の鉄道ライターとして、鉄道雑誌やWebなどで幅広く執筆するほか、講演やテレビ出演・監修なども行う。
ログインはこちら