トイレ行く暇ない「列車が見えるホテル」の魔力 近場で宿泊、密を避けながらたっぷり鉄分補給

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ここで挙げたのは京都・大阪で鉄道の眺めが楽しめるホテルの一部にすぎない。鉄道会社のグループが運営する宿泊施設は駅に隣接していることが多く、全国に視野を広げるとかなりの数になりそうだ。あまり知られていない穴場的な「トレインビュールーム」もあるかもしれない。

旅行や帰省ができず、年末年始は自宅で静かに過ごしたという人々も多い。とくに小さな子供や高齢者がいる家庭では、さらに外出のハードルが上がる。だが、いわゆる三密を避け、感染症対策に配慮しながらちょっとした息抜きをすることは、精神的にも日本経済にとっても悪いことではない。

計画を練るだけでも楽しい

今後もしばらくは厳しい状況が続くと思われるが、事態が落ち着いた暁には近場のトレインビューホテルに宿泊し、他人との接触を避けながらゆったり過ごしてみてはいかがだろうか。早朝や深夜に走る普段見かける機会が少ない列車の姿を見られるのもトレインビューホテルの醍醐味だ。ひとまずは時刻表を見ながら「このホテルの部屋からはこの時刻にこの列車が見えるに違いない」と計画を練るだけでも楽しめそうだ。

伊原 薫 鉄道ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

いはら かおる / Kaoru Ihara

大阪府生まれ。京都大学交通政策研究ユニット・都市交通政策技術者。大阪在住の鉄道ライターとして、鉄道雑誌やWebなどで幅広く執筆するほか、講演やテレビ出演・監修なども行う。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事