トイレ行く暇ない「列車が見えるホテル」の魔力 近場で宿泊、密を避けながらたっぷり鉄分補給
同ホテルでは、トレインビュールームに宿泊できる特別プランを設定。クリアファイルやボールペン、ノートなどのノベルティがもらえる。そしてもっとも宿泊者が感激しそうなのが、プラン利用者しか食べられない、阪急電車の車両をモチーフとしたチョコレートケーキだ。
窓や扉も表現された“3両編成”で、フォークを入れるのをためらってしまうが、味はもちろん折り紙つき。沿線の花をイメージしたフルーツの飾りも楽しい。
このケーキはルームサービスで提供される。都会の喧騒を離れ、列車を見下ろしながら過ごす時間は、阪急ファンにしてみれば、まさに特別なものとなるだろう。
鉄道だけでなく飛行機も
一方、淀川を越えた北側にある同系列の「レム新大阪」も、トレインビューホテルとして知られている。新大阪駅の新幹線ホームに沿う形で建っており、南側の客室からは列車の発着が見下ろせる。
このホテルに泊まるならズバリ、各フロアの西端に位置するコーナーツインだ。部屋の2面に窓が設けられ、同駅に出入りする山陽新幹線やOsaka Metro御堂筋線の列車を眺められる。
また、駅西側にあるJR西日本網干総合車両所宮原支所も眺めることができ、同所に所属するJR宝塚線などの車両や、特急「サンダーバード」や特急「ワイドビューひだ」などの回送車両、タイミングがよければ豪華クルーズ列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」や団体専用車両「サロンカーなにわ」が休む姿も見られる。
さらに同ホテルはちょうど大阪国際(伊丹)空港の着陸ルートと重なっており、すぐ上を航空機が通過する。空港に近いため航空機の高度が低く、かなり迫力あるシーンを楽しめる一方、同空港は夜間の発着がないため、就寝時には静かなのもありがたい。
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