トイレ行く暇ない「列車が見えるホテル」の魔力

近場で宿泊、密を避けながらたっぷり鉄分補給

「ホテル阪急インターナショナル」の客室からは同時発車する阪急の3路線が眺められる(筆者撮影)

新型コロナウイルス感染症の拡大が収まらない。全国的に外出自粛の動きが再び強まっており、鉄道会社は通勤やレジャーなどの利用者が減っただけでなく、鉄道系のホテルも厳しい経営環境に置かれている。政府による緊急事態宣言の再発令を受け、臨時休業する施設も出てきた。

感染拡大を防ぐために必要とはいえ、終わりが見えないこの状況に息苦しさを感じている人が多いだろう。鉄道好きの筆者にとっても、全国の鉄道に乗ったり写真を撮ったりすることが自由にできないのは、相当なストレスである。

そんな、“鉄分”が欠乏している鉄道ファンにぜひ知ってもらいたいものがある。それは、客室から鉄道が眺められる「トレインビューホテル」だ。これなら不特定多数の人と接近することなく、自分だけの空間で鉄道を楽しむことができる。ただし、営業内容を一部変更したり、臨時休業したりしている施設もあるので、利用の際は注意して頂きたい。

大阪・梅田でトレインビュー

大阪在住の筆者にとってトレインビューホテルと言えば、真っ先に思い浮かべるのが「ホテル阪急インターナショナル」だ。運営は阪急阪神ホテルズ。大阪・梅田の阪急電鉄本社に隣接して建っており、またすぐ南側には私鉄で日本最大規模を誇る阪急大阪梅田駅がある。

「ホテル阪急インターナショナル」は阪急の大阪梅田駅近くに立地する(筆者撮影)

同駅には神戸線と宝塚線、そして京都線の3路線が乗り入れており、列車が頻繁に発着。とくに、日中から夜間にかけては10分おきに3路線の列車が同時発車する。ホテル西側の客室からはこのシーンを見下ろせるのだ。

以前、テレビ番組のロケに同行した際に客室へ入ったことがあるのだが、その眺めは鉄道ファンのみならず子供もよろこぶに違いないと感じた。北寄りに位置する客室は大阪梅田駅が少し見づらいものの、同駅から十三大橋までの間を走行する阪急電車を眺められるのに加え、東側を走るOsaka Metro御堂筋線やJR東海道本線も視界に入る。

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