トイレ行く暇ない「列車が見えるホテル」の魔力 近場で宿泊、密を避けながらたっぷり鉄分補給
京都にも、おすすめのトレインビューホテルがある。1つはJR西日本グループが運営するJR京都駅直結の「ホテルグランヴィア京都」だ。ここも「レム新大阪」と同じく、東西方向に伸びる駅ホームに沿って建物があり、南側の客室からは新幹線や在来線を見下ろせる。
加えて、東側に面した客室からは山科方面が一望でき、東海道新幹線や東海道本線、急カーブを描いて南へ分かれるJR奈良線が楽しめる。京都駅を始発・終着とする特急「スーパーはくと」や「くろしお」などが、折返しのために使う留置線も眼下にあり、じっくり観察することが可能。しばし休憩する車両と、その横を通過する特急「サンダーバード」とのツーショットが見られることもある。
同ホテルでは、客室のアップグレードと駐車場がセットで無料となるプランを用意。マイカーを使ってホテルに行けば、道中での人との接触も減らせることから、好評を博しているという。予約時に「鉄道が見える部屋がいい」と希望を伝えれば、可能な限り応じてもらえるそうだ。
新幹線も近鉄電車も
もう1つは近鉄・都ホテルズが運営する「都シティ 近鉄京都駅」(1月末時点で臨時休業中)。近鉄京都駅の真上にあることから、ほとんどの客室で近鉄の列車は見えないものの、西端にある「コーナーツイン」だけは駅に進入する列車が楽しめる。
また、同ホテルはJRの新幹線と在来線に挟まれた位置にあり、南側の部屋は新幹線、北側の部屋は在来線の駅に面している。コーナーツインはそのすべてを見ることができるので、トイレに行く時間ももったいないくらいだ。ホテルのスタッフによれば、西寄りにある南側の部屋は、新幹線がより間近に見られる低層階がおすすめとのこと。Webサイトには「トレインビュー日記」というコンテンツがあり、電車の往来を眺めるのに適した部屋なども紹介されている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら