ビジネスプランは死語、A4一枚で起業できる アイデアはプレゼンでなくピッチで売り込め

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つまり、それは自己を知ることにほかならない。起業したいと考えている人にはこう問いたい。

「あなたは誰?」

この問いこそが、行動を始めるのに必要不可欠な質問、起業の出発点となる。「何をしなければならないか」「何ならできるのか」ではなく、「何なら夢中になれるのか」「何にワクワクするのか」「世の中の仕事が、すべて給料一律としたら、何をするか」を考えていくうち、自分が何者かが見えてくる。

「好き」は特技になる。人は好きで好きで仕方のないことのためなら、自然と努力ができ、時間を忘れるほど没頭できる。好きが高じて知識も増え、達人と呼ばれるようになる。何より行動の原動力になる。

職業ではなく「問題を解決するプロ」を目指す

そう考えていっても、野球が好きでもプロ野球選手になるほどの才能はない、AIエンジニアになるには大学・大学院で勉強し直さなければならないなど、「できる」「すべき」という思考にはまるかもしれない。

野球が好きなら、プロ野球選手になる以外に、スポーツ記者、トレーナー、野球道具をつくる人、さまざまな関わり方がある。AIを開発するのは無理でも、すでにあるAIを利用して新しいビジネスモデルをつくる、あるいは、既存のビジネスや事業を効率化するというようなことは文系の人でもできる。関わり方はさまざまだ。

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