「危険な女神」歌手KATSUMIが見たバブルの裏 人気絶頂のときを経て、選びとった道

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1994年にはドラマ『妹よ』(フジテレビ系)で俳優デビュー。しかし、それが原因で円形脱毛症になってしまう。

役者なんてできないと最初は断ったんですが、説得されて出演することになりました。でも演じ方なんて誰も教えてくれないから、ひとり悩んでいたら円形脱毛症になってしまって。自分には演技は向いていないと実感しましたが、せっかく挑戦したからにはもう少しうまくやりたかったなという後悔もあります

仕事と自分のやりたいことのギャップが大きくなったことで、ついに爆発してしまう。

「歌手として認めてほしいという思いが強くなり、CDジャケットにも“写真を使わないで”と頼んだり反発するように。でも作品を発表したあとの責任は僕自身が負わなきゃいけないし、自分が納得できるものを作りたいという意志は譲れませんでしたね」

ウルトラマン関連の音楽ユニットへの参加が転機に

しばらくはマイペースに活動を行っていたが、2000年にウルトラマン関連の楽曲を手がける音楽ユニット『Project DMM』に参加。8年間、活動を行ったことで考え方に変化が起きる。

KATSUMI(写真提供:週刊女性PRIME)

ユニットなので自分ひとりではなく、みんなで作り上げていかなくてはいけないし、ウルトラマンシリーズのテーマは“愛や勇気や希望”という王道なもの。そういう楽曲をみなさんの前で歌い、それを見た人たちが喜んでくれたことで、求められるならいろんなことに挑戦してみようと思えるようになりました

2011年に発生した東日本大震災で地元・日立市も甚大な被害を受けたこともあり、茨城での活動もスタートさせた。

「震災が起こったことで地元に恩返しができないかなと。現在は月の3割ぐらいは茨城でラジオに出演しています。ネットが普及したおかげで、今はどこにいても活動ができるのも大きいですね」

今年はデビュー30周年。記念ライブを開催予定だったが、新型コロナの影響で開催の予定を立てられない状況だ。

「年齢的にいつ活動ができなくなるかわからないので、いろいろな形を模索している段階です。過去のミュージックビデオをYouTubeで公開しているのも、少しでも元気を与えられればという思いから。でも、僕の人となりがいちばん伝えられるのはライブ。コロナ禍で大変な状況ですが、どうにか会える機会を作っていければと思っています」

 
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