NHKにメッタ刺しされた「レオパレス」の恨み節

番組めぐり再三NHKに謝罪を求めていた

レオパレスによる再三の抗議に対して、NHKは制作主幹の名義で回答した(撮影:今井 康一)

NHKと言えば、広告宣伝になりかねないという観点からどの番組でも企業名を出さない路線を貫いている。最近でも年末「紅白歌合戦」で瑛人がブランド名を含む「香水」の歌詞をそのまま歌えるのか話題になったばかりだ。そのNHKがドキュメンタリー番組である企業の社名を連呼したことをめぐって、水面下で争いが繰り広げられていたことがわかった。

レオパレスが抗議した内容

ここに2020年7月15日の日付が記された一通の「回答書」がある。今春、放送されたあるドキュメンタリー番組が度重なる抗議を受けたため、事態収拾を図ってNHK側が作成したものだ。

あわや訴訟寸前までこじれたというこのやり取りについては、基本的に水面下で交渉が行われ、これまでほとんど報じられてこなかったが、抗議をしたのはアパートの施工不良問題で大揺れに揺れているサブリース業界の大手「レオパレス21」。

今夏は経営危機のど真ん中で、本来、何を報じられても相手をしている余裕もないはずの企業である。そんな渦中のレオパレスが抗議したというのはどんな内容だったのか。

そのドキュメンタリーは、3月にNHKBSで放映された『あなたのアパートは大丈夫?~岐路に立つ投資用不動産ビジネス~』というタイトルで、アパートのサブリース問題に焦点を当てた番組である。

抗議をするべきだと本社に働きかけた「レオパレス21」のオーナーがいう。

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