3Dテレビ戦争が幕開け、ソニー差別化戦略の成算、価格競争は必至だが...
画質などの微妙な差こそあれ、基本的な技術水準はキャッチアップされている。基本機能以外に「ソニーを選ぶ理由」を訴求できなければ、厳しい競争に巻き込まれるのは必至だ。
ソニーは10年度に、悲願のテレビ事業黒字化を目指している。09年度は生産拠点集約と人員減、部材調達の見直しなどで赤字は前期の1300億円からほぼ半減したもよう。
これを黒字化まで浮上させるにはコスト削減以外に、「機器同士の連携やネット経由のサービスを追究し、新しい価値を提案できるテレビを作る」(ホームエンターテインメント事業本部の石田佳久業務執行役員)といった努力が不可欠。
3Dを軸として、新境地をどこまで開くことができるのか。
(杉本りうこ 撮影:今井康一 =週刊東洋経済2010年3月20日号)
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