O型の人ほど「コロナ重症化しづらい」衝撃結果

「A型の人は罹患リスクが高く、O型は低かった」

カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)の研究チームがまとめた研究論文では、「O型またはB型の新型コロナウイルス感染症患者は重症化しづらい」ことが示されている。

3月1日から4月28日までにバンクーバーにある大学傘下の病院の集中治療室(ICU)で治療を受けた新型コロナウイルス感染症の重症患者95名のうち、人工呼吸器を装着した割合は、O型またはB型では61%であったのに対し、A型またはAB型では84%にのぼった。A型またはAB型の重症患者では、腎機能障害や肝機能障害がより多く認められ、集中治療室での治療期間もO型またはB型の重症患者より長かった。

O型の人はマラリアで重症化しづらいとみられている

血液型によって感染症の罹患リスクや重症化リスクに差異があるケースはこれまでにも確認されている。例えば、O型の人は重症急性呼吸器症候群(SARS)にかかりづらく、マラリアで重症化しづらいとみられている。

新型コロナウイルス感染症の罹患リスクや重症化リスクと血液型との関係やそのメカニズムについてはさらなる解明が必要だが、一連の解明がすすむことで、さまざまな治療法の開発にも役立つと期待が寄せられている。

松岡由希子
1973年生まれ。米国MBA(経営学修士号)取得。起業支援や経営戦略の立案など、経営のプロフェッショナルとして約10年にわたる実務経験を積んだのち、2008年、ジャーナリストに転身。欧米、アジアでの現地取材のもと、持続可能な社会づくりに向けた技術イノベーションや次世代ビジネスの動向を、グローバルな視点から追う。
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