大河ドラマ入門 小谷野敦著
マニアを自負する著者が、NHK大河ドラマ48作品を徹底検証する。
「大河ドラマの原作」では、著者別原作採用数から始まり、原作との比較、オリジナル脚本の分析などを行っている。ちなみに著者のお気に入りは、市川森一脚本の『花の乱』(1994年)。
「大河ドラマのキャスティング」では、主役、脇役含めて各作品の配役を分析。「何であんなへちゃ顔が」と思っていた宮崎あおいにドキドキしてしまったという告白も。
「史実と大河ドラマ」では、時代考証の誤りなども検証しているが、大河ドラマは歴史を借りて現代人を語る「借景」だと述べ、その借景ぶりに文句を付けつつも楽しんでいる姿勢がほほえましい。
光文社新書 777円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事