温室効果ガス25%削減に挑む--電子部品の村田製作所が次世代エネルギー製品に技術を応用


 村田製作所の“独自性”は、03年に竣工した高さ83メートルの本社ビルにも発揮されている。屋上は四季折々の花が咲く木々で覆われており、さながら「空中庭園」。隣接する研究開発棟の屋上緑地を合わせると、約150坪が緑地化されている。

そのため、夏季の屋上表面温度の上昇を抑え、冷房負荷を低減できる。窓には2層ガラスの「エアフローウィンドー」を採用。2層のガラスにすることで、外気の影響を受けにくくしている。さらに、ビル内では「リサイクル徹底」を重視し、一般的なオフィスビルに対して約30%のエネルギー削減を実現している。

京都の静かな風土の中で、創業者が「不思議な石ころ」と名付けたセラミックスを電子部品に活用してきた村田製作所。次世代エネルギー事業の売上比率はまだ1割にも満たないが、独自技術をさらに“転がす”ことで、将来の収益柱へと育成することができるだろうか。

■村田製作所の業績予想、会社概要はこちら

(梅咲恵司 撮影:ヒラオカスタジオ =週刊東洋経済)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • おとなたちには、わからない
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 日本資本主義の父 渋沢栄一とは何者か
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
三菱重工と日立 「統合」破談から<br>10年 製造立国の岐路

10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

東洋経済education×ICT