マンガ「THライナー」乗ってみたらどうだった? 6月運行開始の最新通勤ライナー乗車体験記

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月邸沙夜さんのTHライナー乗車体験。はたしてどうなった?(マンガ:月邸沙夜)

いすみ鉄道公式キャラクター「上総いすみ」を手掛けてから10年近く鉄道関係の絵を描いている私だが、致命的な欠点がある。それはとてつもない方向オンチであるということだ。

北海道から上京して、乗り物ライターの安藤昌季さんご一家の居候となったのだけど、徒歩7分の最寄駅に迷わず行けるようになるのに3年近くかかった。

安藤さんご一家と観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」に乗車した時にもやってしまった。スケジュールの関係で、私は東京駅から「雪月花」が出発する北陸新幹線上越妙高駅まで1人で行くことになった。安藤さんが、「どこの駅で降りて、どの目印を見て進み、どの改札から入るのか」と詳細な指示書を書いてくださったのだけど、気が付いたら遠く離れた京葉線の東京駅にいた。  

そんな私が、安藤さんに「THライナーという面白い列車が、6月に運行開始したんだ。乗車してマンガを描いてみたら」と言われても、1人では乗りに行ける気がしない。

というわけで、私の鉄道マンガは最低でも2人旅となるのである。

THライナー、何それ!?

ちなみに、この問いをした後で、安藤さんは私に「THライナー」について説明しようとしたのだが、まるで理解していない様子を見て「現物を見ないと描けない人に、事前知識を入れようとした僕が間違いだった」と肩を落とした。

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