トヨタ、中国で生産能力の大幅増強を検討 独VWや米GMを追撃へ

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4月21日、トヨタ自動車の大西弘致中国本部長は、中国で生産能力の大幅増強を検討していると明らかにした。北京自動車ショーで20日撮影(2014年 ロイター/Jason Lee)

[北京 21日 ロイター] -トヨタ自動車<7203.T>の大西弘致中国本部長は、中国で生産能力の大幅増強を検討していると明らかにした。

トヨタは中国販売台数を200万台に倍増させることを目指しており、大西氏は市場をリードする独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に後れを取らないようにするために必要な「最低水準」だと指摘した。

大西氏は北京自動車ショーで記者団に対し、「欧米の自動車各社が積極展開しており、われわれの販売量は増えたが、市場シェアはこれまでの半分近くに低下した」と述べた。

トヨタの中国での年産能力は現在約100万台。トヨタは中国の第一汽車集団(FAWグループ)、広州汽車集団<2238.HK><601238.SS>と合弁事業を展開している。

大西氏は長春市や成都市といった中国内陸部にある既存施設で生産能力を拡大する可能性があるとの見方を示したが、コストは明らかにしなかった。

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