就職戦線いよいよスタート、偏差値ランク別の学生動向・意識・志向とは?
●B、C校学生は就職情報サイトで情報収集
就職情報サイトや合同企業説明会の活用度はA校学生よりB、Cの方が高い。就職情報サイトは誰でもアクセスできるし、合同企業説明会も誰でも参加できる。B、C校学生は敷居の低い情報収集方法を選択していると言える。
これに対してA校学生は「OB・OG訪問」や「インターンシップ」を利用する比率が高い一方で、「就職部・教授からの情報」が低い。誰でも集めることのできる情報ではない情報を自分で集めようという積極的な姿勢が見られる。
企業がA校学生を採用したいならば、「OB・OG訪問」や「インターンシップ」の対応を整える必要がある。
●目先の就職活動に目を向けるB、C校学生
会社説明会での関心事においてもA校学生とB、Cでは違いが見られる。A校学生が会社説明会で「今後の事業展開」や「キャリアプラン」について知りたいとするのに対して、B、Cは「企業の求める人物像」や「選考方法・選考基準」などに注目する。
B、C校学生はAと比べて目先の就職活動に目を向けることが多いのに対して、A校学生は長い目で会社の将来と自分のキャリア形成を見極めたいという意識が強い。A校学生を採用したい企業は会社の将来像とそこへ至るまでの戦略をわかりやすく示す必要がある。
【調査概要】
調査期間:2009年11月10日(火)~11月16日(月)
回答大学数:全国525大学
(大学ランク分けはベネッセコーポレーションの2009年6月調べ大学偏差値データに基づく)
(東洋経済HRオンライン編集部:田宮寛之)
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